2007年09月17日

●何ごとも経験してみる (錦繍夢想)

趣味じゃないからと避けていたことも、実際に体験すると興味を惹かれることは多々ある。

もちろん実際に試してみても興味を持てない事例もあるが、我々は多くのことを試しもせずに避けて通っている節がある。人に与えられた時間が有限である以上は仕方ない部分もあるが、せめて誘われたり薦められたものに関しては、可能な限りは試してみてから判断したいものだ。

錦繍夢想:クリックで拡大
様々な形の展示方法も面白い
先日、妻の誘いでエルメスのスカーフ展を見に行った。エルメスといえばフランスの有名ブランドだというくらいは知っているが、基本的には興味のない分野である。ただ、食わず嫌いであることも否めないので、後学のためにも同行させて貰った。

久しぶりに訪れる上海美術館は、いつものように静謐たる空気に満ちていた。展示会場は3階の特設ブースで、小さな入り口から中へと入る。ぼくはてっきりガラスケースか額縁に収められたスカーフが、ズラリと並べられているばかりだと思っていた。

しかし現実はそうではなく、なかなか興味深いものだった。ひとことで表わすなら、スカーフを使った新しいアートの創造である。

例えば帆船の帆を描いたスカーフは、実際に揺れ動く波間から見え隠れするよう展示されている。スカーフを使って見事な提灯を作り上げたり、音を使った演出なども用意されていた。スカーフが主ではあるけれど、それを使った演出自体が新しいアートとして提示されているのである。

もし雑誌で展示会の存在を知ったなら、おそらく訪れることはなかっただろう。誘ってくれた妻に感謝するとともに、試してもみないで物事を判断するのはやはりよくないと再認識するのだった。
 

展示名エルメス錦繍夢想スカーフ展
ジャンルモダンアート
会場上海美術館
住所上海市黄浦区南京西路325号 (南京西路 x 黄陂北路、交差点付近)
開催期間2007年9月8日~10月7日 9:00~17:00 (入場は16:00まで)
電話番号021-6327-2829 ext.200
アクセス地鉄2号 人民広場 9号出口 / 公交 西蔵中路(20路)など
入場料成人20RMB / 学生 5RMB
備考エルメス生誕170周年イベント
Exhibition Information

2007年08月28日

●オブジェのある空間 (LIFE HUB)

道ばたに佇んでいるオブジェが好きだ。

上海の街を歩いていると、あちらこちらで奇妙なオブジェを見かけることがある。なんでこんな場所にと思わせるようなところに、不意にその姿を現すのだ。それらは可愛かったり、妙に生々しかったり、常人には理解不能だと思わせる奇怪な姿だったりと様々で、路上に華を添えている。

モール内のオブジェ:クリックで拡大
思わず持ち帰りたくなる可愛さ
先日、上海の北エリアにある大寧国際商業広場を訪れた。

こちらは昨年の秋にオープンした大型のショッピングモールで、5.5万平方メートルの敷地にアミューズメント、ファッション、家電店、飲食店、映画館、スーパー、アウトレット、さらにはホテルまでもを詰め込んだ、タウンスタイルの巨大商業施設である。

それにしても、よくぞここまで詰め込んだものだ。お昼時にここを訪れてランチを取り、ショッピングを楽しみ、疲れたらカフェで休憩。その後は映画を見て、夕ご飯を。食後はカラオケまたはバーでお酒をたしなみ、最後はホテルで宿泊と、ずっとこの場で過ごすことも可能である。まぁ、そんな人はいないだろうが。

そんな巨大ショッピングモールでぼくがもっとも気になったのが、施設のあちこちに立っているオブジェたち。一見すると犬のような身体に、なが~い脚。足首から下はブーツのようになっていて、その上にとぼけた表情のかぶり物をしたヒトが乗っている。そして、彼らの足もまた長い。

赤、青、黄色と3色を確認したのだが、それぞれ乗っているヒトのポーズが違う。高さ2メートル以上あるので持ち帰ることはできないが、これのミニチュアサイズが売っていたら迷わず買ってしまいそうだ。その他の種類のオブジェもあるので、買い物ついでに探してみてはいかがだろうか。
 

店名大寧国際商業広場 / LIFE HUB @ DANING
ジャンルショッピングモール
住所上海市閘北区共和新路1868-2008号 (共和新路 x 大寧路、交差点付近)
電話番号021-6630-0066
アクセス地鉄1号 延長路
備考敷地内には至るところに様々なオブジェが飾られている
Shop Information

2007年03月26日

●チベットへの憧れ (西蔵工房)

古北カルフールの近く、古北万科広場の地下に小規模なショッピングモールがある。

ショッピングモールと呼ぶにはちと抵抗があるような小規模なものだが、和食器を扱う店やポケバイの専門店など変わったショップがあるので、たまに覗いてみるようにしている。

西蔵工房:クリックで拡大
ゆったりとした展示スペースはショップというよりギャラリーだ
そんな地下の一角に居を構えているのが、チベット雑貨・工芸品の専門店、西蔵工房だ。

独特の雰囲気を醸し出している小さな入り口から一歩店内に足を踏み入れると、間口からは想像できない大きなスペースに驚かされる。

壁に飾られた工芸品の数々は中華圏のものとは異なり、いろいろと興味深いアイテムが揃う。

店舗奥側はさらにゆったりと展示物が飾られ、工芸品の店というよりはチベットのアートギャラリーといった趣きだ。所々にはチベットの風景を写し取った写真も展示されており、遥か彼方にある聖地への憧れが募るのを感じた。

せっかく中国にいるにも関わらず、ぼくが訪れた土地はほんのわずかしかない。連休の混雑を嫌って昨年は海外にばかり出かけていたけれど、今年はチベットをはじめとした中国各地を訪問してみたいと思う。抜けるような青い空と、神々しいばかりの世界を肌で感じたいものである。

 

店名西蔵工房
ジャンル工芸品販売
住所上海市長寧区水城南路19号39室 (水城南路 x 黄金城道、交差点付近)
営業時間不明
電話番号021-6295-6752
アクセス
通用言語中国語
備考チベット好きなら訪れてみては?
Shop Information

2007年02月03日

●天上からの音楽 (オルゴール博物館)

かつてぼくにとってのオルゴールとは、柔らかな音色ながらも少しちゃちな音源であった。

ところがある日、偶然目にしたオルゴールは50もの音階を持ち、天上から響くかのような極上のハーモニーを奏でてくれるものだった。それ自体が工芸品のような精密機械にすっかり魅了されたぼくは、1台数万円もするそれをいくつも買い集めることとなった。

上海オルゴール博物館:クリックで拡大
館内は撮影禁止(写真は展示直売コーナー)
そんなオルゴールの魅力を肌で感じることが出来る場所が、浦東新区の東方芸術センター内に位置する『上海オルゴールミュージアム』だ。京都嵐山にあるオルゴール博物館の館長が、ここ中国にもオルゴールの魅力を伝えようと一昨年末にオープンさせた施設。

館内には年代物のオルゴールやオートマタ(自動人形)が所狭しと並び、収蔵点数は250品目にも及ぶ。オルゴールを発明したアントア・ファブールによる、世界初のオルゴールなどの貴重な展示品も多い。

やや薄暗い館内はアンティークな雰囲気たっぷり。品の良い初老の学芸員氏が、実演を交えながら付きっきりで館内を案内してくれる。天使が奏でるかのような音楽や、電子制御のハイテクロボットとはあきらかに違う、オートマタたちの愛敬ある動きにすっかり魅せられてしまった。

芸術中心内には同じ経営者によるフランス料理のレストランがあり、素材の旨味を引き出したフレンチを食べながら、オルゴールや自動ピアノによる演奏を楽しむこともできる。休日のデートコースとして、あわせて利用したい場所だ。
 

店名上海オルゴールミュージアム / 上海八音盤珍品陳列館
住所上海市浦東新区丁香路425号 上海東方芸術中心内 (世紀大道 x 丁香路)
営業時間不明
電話番号021-6854-7647
予算大人:50RMB / 小人 30RMB / 軍人・子供は割引きあり
アクセス地鉄2号 上海科技館 1号出口より徒歩5分
通用言語日本語 / 中国語
備考館内は撮影禁止 / オルゴールショップ併設
Shop Information

2006年12月19日

●Gの系譜 (PowerShot G7)

これまで使っていたデジカメは富士フィルムのFinePix F10で、盗難にあったカメラの後釜だ。

薄暗いレストランやバーなど、フラッシュを使えないシチュエーションでの撮影が多いぼくにとって
最大感度のISO1600でも大きな破綻もなく撮影可能なこいつは、とても頼りになる相棒だった。

この1年2ヶ月で撮った写真は約1万6千枚で、ぼくのもう一つの目といっても過言ではないのだ。

ただし不満がないわけではなく、簡易過ぎる設定項目は撮影意図を反映できぬことも多かった。
デジタル一眼を欲しいとも思ったが、常に携帯する相棒としては仰々しすぎるので避けていた。

そんなときコンパクトボディでフルマニュアル撮影が可能な、PowerShot G7に出会ったのだ。

PowerShot G7(前面):クリックで拡大 PowerShot G7(背面):クリックで拡大 PowerShot G7(上面ISOダイアル):クリックで拡大

10月の発売以来ずっと気になっていたが、上海での販売価格は日本での5割増しと高すぎる。

喉から手が出るほどの想いをグッと堪えていたのだが、此度の一時帰国でようやく入手に成功。
品薄だったレンズアダプタもあちこち駆け回って入手し、無事に上海へと持ち帰ることができた。

精悍なブラックボディに高機能を詰め込んだ新しい愛機は、所有欲を満たすデザインも秀逸だ。

以前と比べ設定項目が多すぎて、まだまだ使いこなしているとはいい難い状況ではあるものの
1枚1枚をきちんと考えながら撮影できるこいつなら、写真を撮ること自体がとても楽しいのだ。

いつか人を感動させられるような写真を撮影できるよう、今後は精進していきたいものである。

2006年11月25日

●ひとりが寂しい夜は (TMSK牡丹99)

いつからだろうか、ひとりの時間を寂しく感じるようになったのは……。

18歳で郷里を捨て、大阪でひとり暮らしを初めてからは、ひとりで居ることが当たり前だった。
友や、アパートの住人や、たくさんの人たちに囲まれていたけれど、家に帰ればいつもひとり。

そのことに苦痛や寂しさを感じたことはなかったし、むしろ気ままな暮らしを楽しんでいた。

ところが妻を娶ってからはそんな生活は激変し、いつでも彼女とふたりでいるようになった。
そのことに苦痛や疎ましさを感じたことはなかったし、むしろそのことが当たり前となった。

特になにをするでもなくとも、愛するものが側にいる、そんなしあわせな時間が心地よいのだ。

野菜リボン:クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大 わさび蓮根まんじゅう 茶碗蒸し:クリックで拡大

そんな、側にいて当たり前だと思っていた妻が、大学の用事で数日ほど留守することになった。

久しぶりのひとりを楽しもうと思っていたのだが、いざ居なくなってしまうとそれどころではない。
ひとりで摂る食事の寂しさ、自宅に帰り着いたとき出迎えるものの居ない空しさを痛感したのだ。

夜は仕方ないとはいえ、せめて食事くらいはと声をかけたところ、4人の友人が集まってくれた。

再訪したいと思っていた蒸籠工房で、テーブルいっぱいに料理を並べてワイワイと夕餉を食む。
旨い料理に舌鼓を打ち、これは不味い、ビールが遅いと文句をいいつつ、楽しい時間が過ぎる。

仲間たちの愉快な話しに大笑いしながら、ひとりじゃない食事のありがたさを実感したのだった。

メインフロア:クリックで拡大 ガラスの小宇宙:クリックで拡大 瑠璃の壁クリックで拡大 バラと照明:クリックで拡大

食後はよしえさんが一度行ってみたかったという、新天地にある瑠璃博物館のナイトラウンジで。

上海各所にある瑠璃工房は本国だけでなく、香港、台湾、シンガポール、米国にも進出しており
20年に及ぶ創作活動の集大成として作られたのが、今年4月にオープンの瑠璃博物館なのだ。

昼間は様々な瑠璃細工を展示する博物館だが、夜になるとラウンジというふたつの顔を持つ。

店内の装飾品、皿、グラスなど至るところに瑠璃が使われた店内は、どこか幻想的な雰囲気。
特に天井から釣り下げられた数千単位のクリスタルは、まるでそこに小宇宙が現出したようだ。

そんな素敵な空間で酒を酌み交わしながら、この街で出逢えた仲間たちに感謝の意を捧げた。

 

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蒸籠工房
住所 上海市盧湾区嵩山路77号 (淮海中路 x 嵩山路、交差点を南)
営業 11:00~23:00
電話 021-6384-1777
予算 蒸し春巻 20RMB / 蒸しアスパラ 12RMB / トマトコロッケ 15RMB など
交通 地鉄 黄陂南路 徒歩5分 / 公交 嵩山路(109,581,781,932,隧道8線)ほか
言語 中国語 / 日本語(一部)
菜単 日本語 / 中国語 / 写真あり(一部)
備考 清算時に次回使える割引券を発行中

瑠璃博物館 / TMSK牡丹99
住所 上海市盧湾区馬当路158号 (馬当路 x 太倉路、交差点を南)
営業 10:00~20:00(博物館) / 20:00~01:00(ナイトラウンジ)
電話 021-5382-9886
交通 公交 重慶南路(781,932路,隧道八線)ほか
入場 50RMB(博物館のみ、ナイトラウンジは入場無料)
言語 中国語 / 英語
菜単 中国語 / 英語 / 写真なし
備考 ラウンジ時間帯は博物館作品の見学不可
網址 http://liuli.com/museum/

2006年09月12日

●2年に1度の祭典 (上海ビエンナーレ)

日本に居たころ、週末の過ごし方といえばドライブ、トレッキング、ボウリングが主だった。

ところが上海に来てからは自家用車も免許もないので、そもそもドライブすることはできないし
トレッキングをしようにも、上海近郊には気軽に出かけられるような山がないのが現状である。

ボウリング場は上海にもあるが、設備が悪く道具も日本に置いてきたので気乗りしなかった。

これらの趣味が楽しめなくなったのは残念だが、代わりに新しい趣味を見つけることもできた。
美術館めぐり、取りわけ現代アートと呼ばれるジャンルの鑑賞もそんな新たな趣味のひとつ。

これまでは気にも留めてなかった分野だが、上海に来たおかげで未踏の世界を知り得たのだ。

双年展・超設計:クリックで拡大 双年展・超設計:クリックで拡大 双年展・超設計:クリックで拡大

そんな現代アートの祭典、上海ビエンナーレ(Biennale)が上海美術館にて開催中だ。

ビエンナーレの語源は2年に1度を意味するイタリア語で、初出はヴェネチア・ビエンナーレ。
世界各国からアーティストが集い、その中から優秀作家が選ばれる美術界のオリンピックだ。

そんな本家に倣って各国でも同様の催しが行われており、上海も今年で6度目の開催となる。

今回のテーマはハイパーデザイン(超設計)と題し、25の国と地域から118点の作品が集まる。
5層の美術館だけでなく屋外をも使った展示は見所も多く、現代アート好きならぜひ訪れたい。

当日は今期開催期間中、最初の週末とあってか、多くの観客が訪れ場内は大盛況であった。

双年展・超設計:クリックで拡大 双年展・超設計:クリックで拡大 双年展・超設計:クリックで拡大 双年展・超設計:クリックで拡大

アートとは決して万人受けするものでないので、作品が自らの感性に響くかどうかがポイント。

小さな個展では自分にとってのよい作品に出会えないことも多いが、さすがに今回は数が多い。
これはちょっと意味不明だと思うものも多い反面で、心の琴線に触れる作品にもめぐり会えた。

残念なのは展示時間が17時までというのを失念しており、後半はかなり駆け足となったこと。

前半はひとつひとつの作品を噛み締めるかのように、じっくり鑑賞させて貰っていたのだが
気がつけば閉館10分前となってしまい、最後は小走りで鑑賞せざるを得ない状況だった。

展示期間は11月頭までなので、機会があれば再度訪れてゆっくり鑑賞しなおしたいものだ。

 

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6th Shanghai Biennale:HYPERDESIGN / 上海双年展:超設計
日時 2006/09/05~11/05
場所 上海美術館
入場 成人20RMB / 学生 5RMB
網址 http://www.shanghaibiennale.com/

Shanghai Art Museum / 上海美術館
住所 上海市黄浦区南京西路325号 (南京西路 x 黄陂北路)
電話 021-6327-2829(内線200)
営業 9:00~17:00(16:00で入場停止)
交通 地鉄2号 人民広場 9号出口 / 公交 西蔵中路(20路)など
網址 http://www.sh-artmuseum.org.cn/

2006年08月31日

●茶壷をそだてよう (紫砂器)

ひと月前に宜興で入手した茶器を紹介するといったまま、今の今まで忘れてしまっていた。

以前から締め切りに追われないと動き出せないタイプなので、期限がなければ放置状態だ。
これではいかんと事あるごとに思うものの、思うばかりで改善されてないのが現状である。

そんなわけで今さらの感はあるものの、宜興で買った紫砂の茶壷と茶杯を紹介させて頂く。

茶壷は黒光りするきめ細かな肌を持つもので、ぷっくりとした丸みを帯びた様子が愛らしい。
水切れもいいし、フタと茶壷の精度もぴったりで、値段を考えればまずまずの品だろう。

茶杯は竹を模した造りになっており、大きさも手頃で今ではすっかり愛用の品となっている。

紫砂茶壷:クリックで拡大 紫砂茶壷:クリックで拡大 紫砂茶壷:クリックで拡大 紫砂茶壷:クリックで拡大

これら紫砂陶器を使用する前にはまず、土粉や土の匂いを取るためのならしが必要となる。

まずは洗剤を使わずに古い歯ブラシなどでよく洗い、茶葉を入れた鍋で1時間ほど煮込む。
これをひと晩ほど浸け込んでおき、冷水で洗ってから自然乾燥させればならしは完了だ。

丁寧に使い込まれた紫砂は、美しい光沢がかかり茶器自体がほんのりと香るようになる。

ぼくは岩茶が好きなので、今回手に入れた茶器は岩茶専用としてじっくり育てることにした。
TEAsiaにて入手した大紅袍は何煎でも岩韻が続き、茶壷へ少しずつ香りを移してくれる。

今後、どのような艶と岩茶の甘い香りを身に付けていくのか、成長が楽しみな茶器である。

紫砂茶壷:クリックで拡大 紫砂茶壷:クリックで拡大 紫砂茶壷:クリックで拡大 紫砂茶壷:クリックで拡大

さて、ここでもうひとつ紹介せねばならないのが、同じく宜興で作った手作りの紫砂茶壷だ。

焼成の段階で割れることもあると聞いていたが、どうやら無事に焼き上がってきたようである。
出来あがりは正直、納得いくものではなかったので恥ずかしいのだが、約束なので公開する。

紫砂器は通常、光沢のあるなめらかな表面なのだが、手作りの持つ素朴さを強調してみた。

わざと形をいびつに歪めてみたり、表面を粗削りにして、手びねりによる作陶風を心がけた。
だが、現実には味があるというよりは、手抜きによる粗雑な雰囲気にしか見えないようだ。

基本を無視して応用に進んでも、あまりよい結果は得られないという教訓を残すこととなった。

なお、これらの紫砂器は宜興まで行かずとも上海市内で買えるが、初心者には敷居が高い。
鑑定眼を持たないとニセ物を掴まされかねないし、本物だとしても相場が判りにくいのだ。

そこでお勧めしたいのが日本人店長のいる、中国茶のブティックと銘打つTEAsiaである。

店長自らが選んだ特選の茶器や、質にこだわって仕入れた茶葉を懇切丁寧に説明してくれる。
来週末よりオープン半周年記念の茶器販売を行なうそうなので、この機会にぜひ利用したい。

 

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TEAsia (ティージア) -Chinese Tea Boutique-
住所 上海市盧湾区長楽路55号(長楽路 x 重慶路、地図
営業 11:00~21:00 (水曜定休)
電話 021-5383-8173
交通 地鉄2号 黄陂南路 徒歩8分 / 公交 重慶南路(02,146,920,926,945路)徒歩5分
価格 喬木古樹茶(プーアル餅茶) 120RMB / 黄金桂 35,65,200RMB (小,大,特大)
言語 日本語 / 英語 / 中国語
備考 開店半年記念セール 2006/9/9~9/17まで
網址 http://teasia.googlepages.com/home