2007年11月10日

●くつろぎの家 (イタリアンホームパーティ)

寿司パーティに関する記事で、縁(えにし)の輪を広げて面白いことをしたいと締めくくった。

上海で知り合う友人たちの多くは、様々な業種のプロフェッショナルである。そんな仲間たちの協力を得られれば、きっといろんな面白いそうなことができる気がするのだ。例えば先日知り合ったT氏は元フレンチシェフにして、現在はレストランの立ち上げなどを請け負う飲食のプロである。

みんな揃って、ハイチーズ!
楽しい時間の締めくくりに、みんなで記念写真をパチリ
そんなTシェフの全面協力を得て、我が家にてホームパーティを開催することになった。今回のテーマは『お家で楽しむイタリアン』である。

当日12時すぎ、シェフとそのアシスタントに志願してくれた友人たちが集まる。果たして我が家の厨房で十数人分の料理を作ることができるのか不安だったが、シェフ曰く20人までなら対応できるそうだ。何とも頼もしい言葉である。

近所のスーパーで14人前の食材および飲料を購入したら、いよいよ調理スタートだ。シェフは的確な指示を出しながら、鮮やかな手際で下ごしらえを進めていく。メインのアシスタントは、kさんとハルナさん。また、買い忘れた食材の買い出しには、自転車乗りの龍平さんが活躍してくれた。

Tシェフのすごいところは、食器や調味料などあり合わせで済ませるところだ。食材以外は新たに買うこともなく、冷蔵庫や戸棚にある調味料だけで完璧な味付けをこなす。大きめな食器が足りないときはお盆に直接盛り付けたりと、柔軟な対応で次々と美しい皿を仕上げていくのだった。

開始1時間前には準備が終わり、あとはメインの仕上げを施すだけという手際のよさであった。

調理風景:クリックで拡大 テーブルに並ぶ料理の数々:クリックで拡大 楽しい食事風景
左:シェフの指導の下で働くアシスタント 中:見目にも美しい皿がテーブルを埋める 右:旨い酒と料理で会話に花が咲く

パーティ開始時間が近づくと、少しずつ参加者が集まってきた。皆、テーブルに並んだご馳走の数々に、思わず感嘆の声を漏らす。ぼくはちょっぴり手伝った程度だが、それでもなんだか誇らしい気分だった。そして出席者もほぼ集まったころ、時間も来たのでいよいよ宴の始まりである。

料理はどれも旨かった。プロの味とは特別な道具や食材、調味料に依るものではなく、技術だということを再認識させてくれた。しっかり宴に混じって酒を呷りつつ、手際よくメインの肉料理やパスタなどを仕上げるシェフの姿を尊敬した。そんな彼の料理で、会が盛り上がらぬわけがない。

誰もが口々に旨い旨いといいながら、会話を楽しんだり、DVDを観たりと思い思いに時を過ごした。中にはすっかり眠ってしまい、あとで恐縮していた人もいる。けど、眠れるってことは、それだけリラックスしてくれたってことだ。誰もが気軽に集い、くつろげる家はぼくの理想でもあるのだ。

ぜひ次回も参加者がまったりできる、そんな楽しくものんびりしたパーティを開催したいと願う。
 

2007年11月04日

●誕生会が苦手な理由

毎月のように友人たちの誕生日を祝ってきたわけだが、逆に自分が祝われるのは苦手である。

もちろんお祝いして貰えるのはとても嬉しいのだけれど、必要以上に持ち上げられると舞い上がってしまう。慣れない主役・お客様的待遇に、どこか居心地の悪さにも似た感情を覚えるのだ。

お祝いに駆けつけてくれた友人たち
とびきりステキな仲間たちに囲まれた楽しい時間
この日、バドミントン部の練習後にある定例食事会で、友人たちが誕生会をやってくれたときも、嬉しさを通り越して対応に困ってしまった。

会場となったのは、武定路に佇む隠れ家的タイ料理のThai House。ここで何度か誕生会をやったが、今度はぼく自身が祝われる側だ。サプライズなので、はじめは普通に食事が始まったが、ここの料理は相変わらず安くて旨かった。

料理を楽しみながら歓談していると、突然会場にケーキが運び込まれ、皆が口々にバースデーソングを歌い始める。正直なところ、この日サプライズがあることには、数日前から気がついていた。にも関わらず、皆からおめでとうといわれ、プレゼントを渡されるとテンパってしまっていた。

正直、とても嬉しい。その感謝の気持ちを皆に伝えねばならないのに、感極まって上手く言葉が出てこない。これだから祝われる側は苦手なのだ。あのときは上手く伝えられなかったけれど、みんなありがとう。あなた方と出会え、同じ時間を過ごすことができ、ぼくはとてもしあわせです。
 

2007年11月02日

●サンマまつりと友の誕生日 (魚蔵)

新鮮なサンマを塩焼きにして、あったかな銀シャリとともに食らいたい。

9月末、そんな切なる願いを叶えるために計画されたサンマまつりは、店側のこだわりにより頓挫してしまった。代わりに手にしたスルメイカの一夜干は、郷愁を誘う懐かしい味で素晴らしかったものの、サンマへの想いは満たされぬまま。次こそは必ず、そう考えながらひと月が過ぎ去った。

極上のサンマ造り:クリックで拡大
舌の上でとろける極上サンマ造り
そろそろサンマの旬も終わる、そんな時期に一通のメールが舞い込んだ。延び延びになっていたサンマまつりを、今度こそ開催しようというkurousaさんからのお誘いだ。ぼくは小さくガッツポーズを決めて、即座に参加する旨を返信した。決戦は金曜日だ。

念願のサンマを喰えるのはもちろん嬉しかったが、それ以外にも楽しみがあった。翌日3日はkurousaさんの誕生日。サンマまつりと平行し、1日早い彼女のバースデーパーティを計画したのだ。

彼女の驚く顔を想像してワクワクしながら、お気に入りのケーキやフラワーアレンジメントを用意し、その日が訪れるのを待った。祝う側もまた楽しめるので、サプライズ誕生会は大好きである。

当日は少し早めに魚蔵を訪れて、ケーキと花束をこっそり隠しておいて貰う。店側もkurousaさんの誕生日を知っていたようで、シャンパンなどを用意してくれていた。この日のランチタイムにも友人からサプライズを頂いたそうで、皆から愛されている彼女の姿が目に浮かぶようだった。

計画では食事が終わったころに、ケーキと花束を出してきておめでとうとやる予定であった。ところが席に着くややいなや「しゅうさん、早いけど誕生日おめでとう」とプレゼントを渡される。驚かせるつもりが、逆に驚かされることになってしまい、こちらも慌てて贈り物を手渡すこととなった。

味道淋特製チーズケーキ:クリックで拡大 サンマの塩焼き:クリックで拡大 笑顔のステキな kurousa さん
左:スッキリした甘さのチーズケーキ  中:食べるのがもったいない美しさだ  右:いつも笑顔がステキなkurousaさん

そんな波乱含みのスタートだったが、料理は相変わらず旨かった。キラキラと光り輝くサンマの造りは、薄紅色の身にたっぷりと脂が乗っている。口に含むとさっととろけるようで、新鮮な青魚だけが醸すことのできる独特の旨味があった。そんな身を使った寿司もまた、感涙モノであった。

念願の塩焼きも旨い。熱を加えることで活性化された旨味が、舌の上で華麗なダンスを踊る。サラリとした脂のにじむ身と、心地よい苦味をたたえたワタを乗せ、かき込む白飯のなんと旨いことか。もちろんサンマ以外も一級品ばかり。ぼくは日本人に生まれた喜びを噛み締めるのだった。

旨い料理と酒を嗜みながら、友の誕生日を祝い合う。楽しい時間はあっという間で、気がつけば日付を跨いでいた。kuroさん、誕生日おめでとう。新たな1年も実り多き年でありますように。
 

店名魚蔵 虹梅店
ジャンル日本料理(鮮魚料理)
住所上海市長寧区虹梅路3717弄30号 真珠城1F (虹梅路 x 延安西路、交差点を南)
営業時間17:30~24:00
電話番号021-6446-0252
アクセス公交 虹梅路(809,925,936路)ほか
予算特選にぎり盛合せ 250RMB / 鯖棒寿司 75RMB / タコ唐揚げ 40RMB ほか
通用言語日本語 / 中国語
メニュー日本語 / 中国語 / 写真なし
至福の品生サンマの塩焼き
備考上海で旨い海鮮を食べたいならここ! / 一号店も店名が魚蔵に変わりました
Shop Information

2007年09月02日

●ただいま恋人募集中 (アニキ誕生会)

アニキと初めて出会ったのは、昨年の秋風が吹くころだった。

初対面の彼は、はにかんだ笑顔を浮かべるさわやか壮年だった。ところが会う回数を重ねるごとに彼のメッキは剥がれ落ち、突っ込みどころ満載のいじられキャラへと変化していく。いざってときには頼りになる優しいアニキ。だけども、ちょっといい加減。そんな彼が、みんな大好きなのだ。

ケーキを前にご満悦のアニキ
こんなに喜んで貰えると、祝う側も嬉しくなる
この日、アニキの誕生日を祝おうと、カラオケ店にてシークレット誕生会を開催した。本来の誕生日はもう少し先だが、その日彼は出張で上海にいないので、前倒しのサプライズとなった。

はじめのころは普通にカラオケを楽しんでいたが、頃合いを見計らってバースデーソングを流す。明かりを消したり、音楽を流したりの演出を自由にできるのが、カラオケ店のよいところだ。

突然流れ出したバースデーソングに戸惑っていたアニキも、自分のことだと気が付くと満面の笑みを浮かべてくれた。この困惑から歓喜の表情への変化が見られるのが、サプライズパーティの楽しみのひとつ。ケーキのロウソクに火を灯し、プレゼントを渡し、口々に彼の誕生日を祝った。

ぽや~んとしているようで、じつはバリバリと仕事をこなす実業家。出来もしないことを安請け合いしてしまう、いい加減なところもあるけれど、根はとても優しい頼りになる存在なのだ。そんな彼は現在、恋人・花嫁募集中なので、我こそはと思うあなたはぜひ、メールにて連絡くださいませ。

2007年06月23日

●上海 de おもてなし活動

WISH CLUB代表のもっちゃんに感銘を受けて、細々ながら『おもてなし活動』を行っている。

上海を訪れる旅行者の方々に宿を提供したり、市内観光のアテンド、食事会の設定などが主な活動内容だ。おかげさまで少しずつ問い合わせも増え、いろいろな縁(えにし)に恵まれている。

シャオリンと参加者一同
急な呼びかけにも関わらず、友人たちが集まってくれた
先日もオーストラリア在住のシャオリンさんより、会いませんかと問い合わせがあった。将来上海で働きたいと考えているので、駐在員への夢を実現させたぼくの話しを聞きたいという。

そういうことなら、より多くの人の話しを聞いたほうがよいだろうと、食事会を設定させて頂いた。旨い料理を囲みながら、多くの人と意見交換ができたなら、きっと役に立つことだろう。

普段お付き合いしている友人たちは20代後半から30代後半が多いので、20代前半の若者の話しというのはなかなか興味深い。若さ故の過ちもあるけれど、それすらも鼻で笑い飛ばし、夢に向かって邁進するエネルギーを感じることができた。その勢いはぜひ見習いたいものである。

今後も上海を訪れる方々に、おもてなしを続けていきたいものだ。おもてなしを受けた人との縁が繋がり、上海という街を少しでも好きになって帰ってくれたら、これ以上のしあわせはない。もし今後上海を訪れる予定があり、少し変わった旅をしてみたいならば、ぜひ気軽にメールください。

2007年06月22日

●友との再会 (照ノ谷)

日中の掛け橋こと、kakuさんを見送ったのは去年の9月だった。

これまで彼以外にも、多くの人たちを上海で見送ってきた。たとえここから離れても、この世界は繋がっている。その気になればいつでも会えるさとは思うものの、やはりこれまでのように気軽に会えるわけではない。事実、何人もの仲間たちとは未だに再会を果たせずにいるのが現状だ。

kakuさん
相変わらずの不思議トークで周囲を沸かせるkakuさんだ
ところがkakuさんは、再会の約束を果たすために帰ってきてくれた。今上海なので食事をしましょうとは、いつも唐突な彼らしいお誘いだ。

会場に選ばれたのは、ちゃんこ鍋の照ノ谷。思えばこちらの親方とも、kakuさんの食事会を通じて知り合った。いくつもの出会いを与えてくれた彼は、この日も新たな縁(えにし)を用意していた。彼を通じて知り合った人は少なくない。

旨い料理と会話を肴に、酒がすすむ。kakuさんは以前と変わらぬ独特のアクセントで、いろいろな話しを聞かせてくれる。そこには離れていた期間の隔たりは微塵もなく、友達ってよいもんだなと思うのだった。次に会えるのはいつか判らないけれど、またひょっこり現われることだろう。

住んでいる場所が違っても、同じ時間を生きている限り、ぼくらはずっと友達なのだと思うのだ。

 

店名相撲茶屋 照ノ谷
ジャンル日本料理(ちゃんこ鍋)
住所上海市長寧区虹梅路3717弄16号 真珠城1F (虹梅路 x 延安西路、交差点を南)
営業時間11:30~24:00
電話番号021-6401-0138
アクセス公交 虹梅路(809,925,936路)ほか
予算コース料理 150RMB~ / きりたんぽちゃんこ 88RMB / 地鶏串焼き 12RMB
通用言語日本語 / 中国語
メニュー日本語 / 中国語 / 写真あり(一部)
備考まもなくオープン1周年キャンペーン(予定)
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2007年06月21日

●学生気分で懇親会 (夏味館)

ずっと続くかのような錯覚を感じていたが、学生生活も残り半月となった。

3ヶ月半ものあいだ共に学んだ同学たちとも、今ではすっかり仲良しだ。ただ、太太や留学生たちは授業後にランチに繰り出したりしているのだが、午後から仕事のぼくには参加が難しかった。いつか夜間に食事会でもしましょうと声をかけていたのが、ようやく実現の運びとなった。

紅焼肉:クリックで拡大
プルプルの脂身がクセになる
会場に選んだのはお気に入りの上海料理店、夏味館だ。甘い、濃いという上海料理の既成概念を覆す、さっぱりと食べ易くアレンジした上品な味付けが売り。化学調味料不使用なのも嬉しい。

イチオシの燻製たまごをはじめ、数々の料理をつまみながら会話に花が咲く。燻製たまごはいつもよりも半熟具合が足りず、味の染みも今ひとつだったのが残念。その他の料理に関しては概ね好評で、とくに蟹ともち米を蓮の葉に包んで蒸し上げた料理が大好評だった。味にはうるさい太太たちも、喜んでくれたようだ。

食後は久しぶりの8balanceへ。教室での会話とはひと味違う、様々な話しを肴に美酒を酌み交わす。とても楽しい夜となった。

年齢も職業もまったく違う人たちが、ひとつところに集い学ぶ。普通に暮らしていれば出会わなかったであろう人たちとの縁(えにし)は、これからも大切にしていきたいものだ。ぼくらのクラスはまもなく解散し、それぞれの道を歩むことになるけれど、今後も連絡を取り合っていきたいものだ。

 

店名夏味館 / Xia Resutaurant
ジャンル中国料理(創作上海菜)
住所上海市長寧区遵義路100号 虹橋上海城4F (遵義路 x 紫雲路、パークソン裏)
営業時間11:00~22:30 (要確認)
電話番号021-6237-0048
アクセス地鉄2号 婁山関路 徒歩10分 / 公交 遵義路仙霞路(72,88,808路)ほか
予算燻製たまご 8RMB / 農家紅焼肉 48RMB / 蟹粉豆腐 42RMB / 蟹粉小龍包 28RMB
通用言語中国語 / 日本語(一部スタッフのみ)
メニュー中国語 / 英語 / 日本語 / 写真なし / 新メニューあり(手書き)
備考化学調味料不使用 / 燻製たまごは絶品
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2007年06月17日

●歓送会は突然に

このブログでも何度か紹介しているが、毎週日曜日にバドミントンをやっている。

老若男女が集まって、2時間ばかり汗を流す。しっかり運動したあとは皆で食事に繰り出して、冷たいビールを飲りながら旨い料理に舌鼓。美味しくって、健康的で、何より楽しい活動なのだ。

集合写真
遠く離れていたって、縁があればきっとまた会える
そんなバドミントン部で最近頓に頑張っているラニちゃんが、この日を最後に活動を休止。日本への赴任が決まり、しばしのお別れとなる。会えなくなるのは寂しいけれど、彼女にとっては飛躍のチャンス。笑顔で送り出すことにした。

本人は黙って旅立とうとしていたようだが、ならば我々も彼女に内緒でサプライズパーティを催すことに。知らぬうちでは、寂しいではないか。

いつものように練習を終え、韓国焼肉のお店に移動。全員が席についたところで、ひとりだけ何も知らないラニちゃんに種明かし。驚きのあまり声もなかった彼女は、突然のサプライズを喜んでくれただろうか。ぼくらは食べて、飲んで、笑って、彼女の東京での活躍を祈ったのだった。

上海では別れが多いけれど、それも多くの出会いあってこそだ。新たな出会いを探して、あなたも上デー・バドミントン部に参加してみませんか? ただいま新規参加者を募集中です。