●くつろぎの家 (イタリアンホームパーティ)
寿司パーティに関する記事で、縁(えにし)の輪を広げて面白いことをしたいと締めくくった。
上海で知り合う友人たちの多くは、様々な業種のプロフェッショナルである。そんな仲間たちの協力を得られれば、きっといろんな面白いそうなことができる気がするのだ。例えば先日知り合ったT氏は元フレンチシェフにして、現在はレストランの立ち上げなどを請け負う飲食のプロである。

楽しい時間の締めくくりに、みんなで記念写真をパチリ
当日12時すぎ、シェフとそのアシスタントに志願してくれた友人たちが集まる。果たして我が家の厨房で十数人分の料理を作ることができるのか不安だったが、シェフ曰く20人までなら対応できるそうだ。何とも頼もしい言葉である。
近所のスーパーで14人前の食材および飲料を購入したら、いよいよ調理スタートだ。シェフは的確な指示を出しながら、鮮やかな手際で下ごしらえを進めていく。メインのアシスタントは、kさんとハルナさん。また、買い忘れた食材の買い出しには、自転車乗りの龍平さんが活躍してくれた。
Tシェフのすごいところは、食器や調味料などあり合わせで済ませるところだ。食材以外は新たに買うこともなく、冷蔵庫や戸棚にある調味料だけで完璧な味付けをこなす。大きめな食器が足りないときはお盆に直接盛り付けたりと、柔軟な対応で次々と美しい皿を仕上げていくのだった。
開始1時間前には準備が終わり、あとはメインの仕上げを施すだけという手際のよさであった。
パーティ開始時間が近づくと、少しずつ参加者が集まってきた。皆、テーブルに並んだご馳走の数々に、思わず感嘆の声を漏らす。ぼくはちょっぴり手伝った程度だが、それでもなんだか誇らしい気分だった。そして出席者もほぼ集まったころ、時間も来たのでいよいよ宴の始まりである。
料理はどれも旨かった。プロの味とは特別な道具や食材、調味料に依るものではなく、技術だということを再認識させてくれた。しっかり宴に混じって酒を呷りつつ、手際よくメインの肉料理やパスタなどを仕上げるシェフの姿を尊敬した。そんな彼の料理で、会が盛り上がらぬわけがない。
誰もが口々に旨い旨いといいながら、会話を楽しんだり、DVDを観たりと思い思いに時を過ごした。中にはすっかり眠ってしまい、あとで恐縮していた人もいる。けど、眠れるってことは、それだけリラックスしてくれたってことだ。誰もが気軽に集い、くつろげる家はぼくの理想でもあるのだ。
ぜひ次回も参加者がまったりできる、そんな楽しくものんびりしたパーティを開催したいと願う。












