●アテンドに困ったら (鴨王)
一般的な日本人にとって、北京ダックはかなり高価な食べ物だろう。
ただし、これは日本に於いての話で、中国では比較的安価に食すことができる。上海に来たばかりのころは感激して何度も食べに行ったものだが、冷静になってみると通うほど旨いものでもないと気がつく。気軽に食べられるようになると、ありがたみも薄れるらしい。我ながら現金なものだ。
そんなわけで自ら好んでダックを食べに行くことはなくなったけれど、日本からの客人をもてなすときには非常に役立っている。先に述べたように日本では高価なダックが安価で食べられるし、目の前で切り分けてくれる様は見た目でも楽しむことができる。中国初心者を連れて行くと、かなりの確率で喜んでくれるのだ。
この日、姪に喜んで貰おうと訪れたのは、全聚徳と人気を二分する北京ダックの鴨王だ。ぼくが中学生のころ。外食する家庭ではなかったので、中華といえば母の作る麻婆豆腐か酢豚くらいだった。ところが彼女は本場で北京ダックである。ちなみに翌日はDa Marcoでイタリアンだったが、ぼくが中学生のころは(以下略)。
と、少々ひがみっぽくなってしまったが、若いうちからいろいろ経験するのはよいことだろう。他の料理をつついていると、やがてトレーに乗せられた焼きたてのダックが登場する。専門の職人が包丁一本を使って、手際よく切り分けていく。ナツメ色のダックは、あっというまに丸裸となった。
カリカリの胸皮に、まずは砂糖をつける。パリンと弾ける皮からジュワッと脂がにじみ、砂糖の甘さとともに広がっていく。続いてセイロから熱々の包餅を取り出し、鴨皮、白髪ネギ、細切りのキュウリを包む。甘味噌をつけて頬張れば、口中にダックの脂とネギの爽やかな甘さが広がった。
姪も喜んでくれたし、たまに食べると意外と旨い。アテンドに困ったら、北京ダックで決まりだ。
| 店名 | 鴨王 烤鴨大酒店(静安店) |
|---|---|
| ジャンル | 中国料理(北京ダック、その他) |
| 住所 | 上海市静安区江寧路77号 (江寧路 x 奉賢路、交差点付近) |
| 営業時間 | 11:00~23:00 |
| 電話番号 | 021-6271-1717 |
| アクセス | 公交 陜西北路(20,37,148,921路)、江寧路(23,112,935路) ほか |
| 予算 | 北京ダック 168RMB / 芥菜豆腐獅子頭 28RMB / 可楽山辣子鶏 18RMB ほか |
| 通用言語 | 中国語 / 英語 |
| メニュー | 中国語 / 英語 / 日本語 / 写真あり |
| 至福の品 | 該当なし |
| 備考 | 民族衣装の小姐と2ショット撮影可 |

コメント
わはは・・・気持ちとってもわかります~
私の実家も私が子供の頃外食なんてしたことなかったです(記憶にない)・・・それなのに、、孫と一緒にせっせと・・・(甥っ子にはりあっても仕方ないですね)
最近北京ダック食べてないですね~というかこちらに住む者同士ではあまり行かないですね。今度私もアテンドでこのコース利用させてもらいます!
Posted by: huihui | 2007年08月26日 14:03
なるほど。今時の若いモンはいいもん食いやがって。とは言いません。
美味しい物を食べましょう!!と私はジャンジャン言いたい。
で大人になってから思うのです。
母親の作るクックドウーの麻婆豆腐が。
母親の作るナポリにナポリタンないけどナポリタンが食べたい!!と。
でもさすがに母も北京ダックは無理なので(笑) やはり外で食べるとしましょう♪
Posted by: kurousa | 2007年08月27日 17:19
>huihuiさん
時代の差ってやつでしょうかね。うちの妻も子供のころはほとんど
外食なんてしたことがないといっていました。まぁ、ぼくの場合は
そもそも地方都市な片隅なんで、外食場所がほとんどなかった
ってのもあるのかもしれませんでしたから。
北京ダック、何度か食べているとこんなものかと飽きてしまうので
すが、初めて中国に来た人には喜ばれますよ。
>kurousaさん
味覚って子供のころに食べてきたものにも左右されますよね。
そういう意味では子供のころから、しっかりとしたものを食べさせたい
ものです。でも、そうすると贅沢な子に育っちゃうのかな?(汗)
家庭料理には家庭料理の、外食には外食のよさがありますよね。
Posted by: しゅう | 2007年08月28日 07:11